*インタビュー先法人の都合により、掲載を取り下げさせていただく場合がございます。 |
![]() 医療法人 清水会 鶴見緑地病院 看護部長 開業助産婦(現、助産師)である母は、9床の助産院を開設していました。当時ベビーブームで、日夜、分娩、出産が多く、また、産家先から呼び出しがあれば、真夜中であろうが、体が疲れていようが母は自転車で走っていく、そんな母の姿を見て育ちました。 それでも心の中で、私は親孝行をしたい、という気持ちはあったので仕事はしなくても、免許をとって資格を得れば、母は喜ぶだろうと安易に考え、助産師の免許だけは取得し、学校を卒業しました。「さぁ、親孝行ができたぁー これからは、自分の好きな事が出来る。病院なんか絶対に勤めないから!」と自分の夢をふくらませていましたが、所属の病院の上司から「やめるのは、勿体ない。普通なら修得に5年かかる知識、技術を、ここでなら、2年で修得させてあげよう。」と引き止められました。私は、「自分に合わなければ、いつでもやめたらいい。」 と言う不純な動機ではありましたが、それと同時に、「周りの人がこんなにも親切にして下さるのだから、やれるところまで頑張ってみよう。」 と思いました。 当然ながら、想像を絶する厳しさです。 まさに、朝昼晩の区別なく、産婦の陣痛発作及び分娩、異常出産の介助、新生児の沐浴、産褥の看護、等々の繰り返しでした。一人終わったと思えば、また次、次…終わりの見えない日々の、過酷さ、辛さに心身ともに限界を感じ、もうこの仕事はできない、やめようと、諦めかけていました。そんな時期に、未熟児センターへ未熟児を搬送したことがありました。(未熟児は小児科の領域のため)煌々と光るナースステーションで、対応してくださったナースは、真夜中で疲れているにも関わらず、とてもにこやかに「お疲れ様です。大変でしたね。」と優しく私に声をかけて下さり、直ぐにテキパキと仕事をされていました。 必死に生きようとする新しく芽生えたばかりの小さな命と、それを摘み取らせまいと、献身的に看護する。命の尊厳、と、命を扱う重大な使命感、そして愛情にあふれた、そのナースの姿に、疲れきって事務的な業務に片寄りかけていた私には、そのナースが輝いて見えました。(この時の感動を文章に表わす事は、とても難しいのですが、当時の私にとっては、衝撃を与えるほどの感動でした)その瞬間、この仕事を続けたい!と固く決意しました。 「手当て」 という言葉があります。手は、単なる 手、ではないのです。手には温もりがあり、表情があります。手によって運ばれるその人の心は、相手の心に通うでしよう。抱き、支え、動かし、擦り、握り、などの目的によって、自由自在な看護の手は一定の温度を保っています。機械にはできない、病気に対する、あるいは死に対する恐怖を抑えさまざまな不安を共有し、苦痛を癒し、慰め、喜び、時には生きる意欲や勇気をもたらす事ができます。 看護師の手、IT時代の流れに身を任せることなく、今だからこそ再認識する必要があります。 看護が機械によって変わった索漠とした時代になればなるほど、看護師の手による癒しの技術としての看護は、その真価を増してくるのではないかと思います。看護師の手によって、患者さまを癒す看護技術はどんな時代を経ようとも変わらないでしょう。 当院は、地域の中核病院として住民の方々と密着した質の高い医療と看護を提供しています。そのためには、常に親切、明朗、やさしさをモットーに職員一人一人が前向きな姿勢で、相手の立場に立って考えることができる病院作りに努めております。一般急性期看護から回復期リハビリテーション看護を各部署で、専門知識や技術を身につけたナースが、患者さまを一日も早い自宅復帰、社会復帰ができるよう支えております。 また、在宅医療、訪問看護ステーションなど連携をもって支援し、地域住民の方々に喜んで頂ける医療看護を目指して取り組んでおります。そのために臨床の現場では、実践的な知識と技術、奉仕の心が必要です。生きた看護実践のために、すぐれた看護技術が身についてなければなりません。知識の裏付けのない技術、心の伴わない技術は不完全です。逆に技術の伴わない知識のみでは、人の命を救うことはできません。 また、患者さまを思いやる心があっても技術を伴わなければ、患者さまの苦痛をやわらげることはできません。当院は、一般急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟があり、それぞれの部署では、重要である基本的な看護技術と共に専門的な知識を身につけるよう支援しております。 患者さまのために、私たちナースはどんな看護が出来るでしょうか。患者さまは、一番身近な存在のナースに何を求めていらっしゃるのでしょうか。私たちの看護は患者さまの立場に立ったものになっているのでしょうか。 また職員のためには、職業と家庭が両立できるよう、ワークライフバランスを支援するための環境整備を図り、職場風土の改革にも取り組んでおります。患者さまにも職員にも、アットホームな雰囲気で働きやすく、定着性は抜群!患者さまの求める看護を一緒に実践してみませんか。
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