*インタビュー先法人の都合により、掲載を取り下げさせていただく場合がございます。 |
![]() JA愛知厚生連 安城更生病院 看護部長 将来の進路を考えるように言われましたが、まだ中学生でしたから、“なんとなく”看護師という職を選びました。卒業後、衛生看護科に進学。いざ臨床の実習に出てみたものの、忙しい現場、厳しい指導。加えて、気が利かない自分への不甲斐無さに悩む日々が続きました。 私、看護師に向いてないから辞める、そう思いながらも学校だけは卒業しておいたらという両親の勧めで、気力だけで通っていましたね。だけど卒業(当時18歳)を迎えるころ、看護師になるのを諦めて自分は何になろうか?そう自問自答したとき、答えが見つかりませんでした。そのときふと「もう少し看護師になるかどうか時間をかけて考えよう」という気になったんです。 それから2年間、学生だけでいられる全日制の看護学校に通いました。その時の実習病院での出会いが私の人生を変えました。オープンマインドで、いつも学生を気にかけてくれるドクターや看護師の先輩たち。そんな環境で2年間学び、卒業時には「ひょっとして看護師を続けられるかも…」そう思えるようになっていました。 そのまま(実習病院に)就職。6年働いた後、当院に入職して今に至ります。
「頭をあげなさい。医師が偉いんじゃない、看護師が偉いんじゃない。あなたはもっとプライドを持っていいんだよ」 新人の頃、医師に注意を受けてひどく落ち込んだことがありました。委縮しながら働く私に当時の師長がかけてくれた言葉です。つまり、「職種ごとに、それぞれ役割があるから看護師として自信を持って」ということ。他職種の方と渡り合うとき、やりきれないことも沢山あります。しかしうつむきたい瞬間はこの言葉を思い出し、頭を上げるようにしています。 私の看護観は、常に最高の自分を出し続けること。 当院は西三河南部を医療圏に持つ急性期病院です。母体はJA。地域の農民たちが協同の精神でお金を出し合い、医師や看護師を雇い入れて病院を開設した歴史的背景があります。ですから厳しい医療情勢のなか、「地域医療を守る」ことを念頭にあらゆる活動を行なっています。平成22年度には、総合周産期母子医療センターを設立。MFICUを6床新設、NICUを9床から15床に増設します。これからも患者さんと医療者に選ばれる病院でありたいと願い努力しています。 また、三次救急も担うため忙しい病院であることは言うまでもありません。だからこそ、忙しさに流されるのではなく、看護を見つめ直す一環として「なぜこの医療を患者さんに提供するのか」を考え、根拠ある看護ができるよう「看護診断」を取り入れています。※約30%の患者さん対象
看護を一生の仕事としてとらえている方。 新人の頃、慣れない採血で2度失敗、3度目に採血はできたもののスピッツを落として割ったことがあります。もう、その患者さんに申し訳なくて、申し訳なくて…。何度も謝っても謝りきれない。涙目になり、自信をなくし、手が動かない。 その患者さんは50代ぐらいの女性の方だったんですが、「自分の娘がやったと思ったら叱れないよ。もう一度チャレンジするんよ、そして立派な看護師さんになるんよ」って…もうね、温かいでしょう。こうして患者さんや多くの方に支えられてきました。ここまで看護師を続けてこられたのはそんな琴線に触れるような出会いがあったからです。 今は看護師不足が叫ばれていますよね。しかし、当院の機能は拡張していますので今後も看護師が必要です。人が好き、看護師を続けたい、その気持ちだけで十分。患者さんや職員との出会いは一生もの。その場所として当院を選んでいただけることを心より願います。
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