
社会医療法人 和交会 太秦病院 総看護師長
母の「働くのなら手に職を」という言葉がきっかけです。私の母はオーダーメイドで洋服を作っていたので、実際に手に職をつけて働いているからこそ言えるアドバイスは身にしみました。
手に職をつけるなら…と考えた時、これからは既製服の時代だから母の職は継げない。そう考えた時に、医療への道を選んでいました。おそらくリアルタイムに『ブラック・ジャック』を読みこんでいたからだと思います。私、手塚治虫さんの作品が大好きなんです。
理由は“命”をテーマに懸命に挑む姿や、時には報われない無力さなど…現実を知ることができるのと同時に憧れる部分が多かったからです。
だから、働きながら学べる看護学校に行った時も、楽しくてしょうがなかった。『ブラック・ジャック』の世界や、習ったことが、現場で身を持って体験できる。知識や理屈が結びつくことがおもしろくて、どんどん医療にはまっていきましたね。

患者様やご家族の方の問題に対して、思いやりのある心のこもった看護を行うことを大切にしています。忙しいとつい、自分のペースで動いてしまいがちですが、「もし自分が患者様だったら?」「患者様のご家族だったら?」と、相手の立場に立ってニーズに応えられることがベストだと考えています。だから患者様を思う心は大事。
特に当院は高齢の方が入院されることが多いです。高齢の方は「自分は家族に迷惑をかけている」と思ってしまいがちな中で、患者様の家庭、経済状況など患者様の取り巻く環境全体を聞き、理解して応えるようにしています。
過去にこんなエピソードがありました。
末期のガン患者様がおられて、もう痛みや苦しみしか訴えられず、私達には何もしてあげることはできなかった。ただひたすらに「楽になって欲しい」と想いながら患者様をさすったり、一緒に「痛いですね。苦しいですね」と共感して話を聞くことに努めました。
その方が亡くなられた後、患者様の妹様が一冊のノートを見せてくださいました。そこには私宛に「ありがとうございました」というメッセージが。あの患者様は、自分が亡くなったら、私にこのノートを見せるようにと妹様に頼んでいたそうです。
私は「ありがとう」という言葉が欲しくて動いているんじゃないんです。相手の立場に立って、一生懸命看護をしたい。その結果、「楽になって欲しい」。そんな想いが伝わっていたことが嬉しいと、身を持って経験しているからこそ、強くそう思うのです。
医師と看護師の壁がない環境を築くことです。医師との連携がとれていれば、最新医療について学ぶことができます。実際に現場は、医師と看護師との隔たりはなく、すぐに相談することができ、意見も言い合える環境です。当院は45床の小規模の病院ですが、6名(内科医4名、整形外医2名)の常勤医がいます。定期的に情報共有する場を設けることもありますが、日々の業務の中で湧き出た疑問について、いつでも専門的な答えを返してくれます。
私が以前いた病院では、看護師は医師の下という形で、ただ従う雰囲気だった…。ですが当院はみんなが一緒になって、患者様のためを思って動いているんです。ざっくばらんに話し合える。そんな環境作りを大事にしています。
前向きな方、相手の気持ちを考えられる方と一緒に働きたいですね。
というのも、チームワークを大事にしている当院では、協力・助け合いの精神が必要なんです。それが良い看護・医療へとつながると考えています。ですからその想いに共感して、患者様を想い、仲間を想える方と働きたいです。
当院は労働安全に力を入れているので、働いている職員を守るための体制は万全。
例えば、最近ではインフルエンザやB型肝炎・麻疹・風疹・ムンプスの予防接種など、病院側が全額負担しています。
病院からの手厚いサポートはもちろん、職員同士のサポート体制も抜群です。20代~50代中心の看護師は3分の1が子育て中で、「時間外が出ないように」と周りの職員の理解の下、仕事と家庭を両立して働いている看護師がたくさんいます。
あなたもお互いを支え合える環境で、看護職として共に成長する喜びを味わいましょう。
| 社会医療法人 和交会 太秦病院 |
法人概要 |
| 本部所在地 |
〒616-8151 京都市右京区太秦帷子ノ辻町30 |
| 運営病院・施設 |
太秦病院 |
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