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![]() 財団法人船員保険会 大阪船員保険病院 看護部長 「手に職を…」と思って看護師を目指しました。
「患者様と患者様の家族のニーズを共に考え、支援できる看護」を目指しています。 私の看護観がそうなったのは、あるご家族との関わりからです。初めて勤めた病院から転院して少し。ターミナルケアを行っていた患者様のご家族とのお話。――その患者様には奥様とお子さんが二人いて、確か下の子が小学生くらいだったかと思います。患者様は口腔底腫瘍のために顔が腫れあがり、開眼できず…延命治療を行っていました。ある日、患者様が急変し、気管切開と血液を吸引していると、患者様が手を合わせられました。私には「苦しいから、もう何もしないでくれ」と言っていたように思えました。しかし、お子さんが小さかったので残される家族を思えば、「子供のためにも、患者様が一日でも長く生きられる方が良い」という思いで、お子さんと共にケアを続けました。結局、ご家族との頑張りは虚しく、患者様は何も言葉を発さないまま亡くなられました。…数年後、私は看護教員として勤務。現場から離れていたのですが、 「患者さんにとって本当にこれで良かったのか、何か他にすることがあったのではないか…患者様の意図はくみ取れていたのか?家族の希望を叶えることができていたのか……」 私は、きちんと本当のニーズに応えることができていたのかわからなかったのです。「自己満足ではなかったのか」というモヤモヤとしたしこりが、困難に出会う度に心の底に残りました。その患者様の3回忌を終えられた時、私の勤務先に女性が一人訪ねてきました。あの時の奥様です。奥様は「ありがとうございました。私達家族は、一日でも長くあの人と一緒にいたかった…子供も父親を介護することができ、本当に感謝しております。」とおっしゃってくれたのです。この時、ようやく私は家族の望みに応えることができていたのだと思え、ホッとしました。と、同時に、患者様もそうですが、残された者も死を受容することは大切なことだと痛感しました。 ――「一方的な看護はしない」。患者様や家族にとって一番良い方法を模索し、共に考え支援していく看護を行うことが私の看護で軸になりました。 「その人らしさを支え、心のこもった看護」を行う。看護部の理念です。 患者様はみんな、生まれ育った環境も異なれば価値観も、考え方も全て違います。その中で“その人らしさ”を支える看護を提供するための方法の一つとして、『意見 BOX』を設けて患者様の生の声を頂いております。そして頂いた意見について看護師で話し合い、改善案を作成します。作った改善案は回覧板で患者様にお伝えして、行動に移しています。 ちなみにこの理念、看護部全体で決めたんですよ。「患者様にどんな看護をしたいか」という質問で、看護師からアンケートを集計して制作しました。当院で働く看護師の多くが同じ想いを持ち、患者様のためにと行動に移す…この姿勢こそがこだわりです。
経験を無駄にせず、活かすことができる人です。 技術・知識・考え方は、経験を積むうちに増え、磨かれて…日々変化していきます。その宝ものを存分に活かせる方と働きたいです。 看護師は自分の行ったケアに対して、「他の看護師ならもっと違うことをしたかもしれない」と自分を責めることもあるでしょう。ですがその度に「自分の精一杯の力(今の自分の技術、知識、考え方)でよく頑張った。」と自分を褒める。そして褒めることに加えて、「今回はこれだけのことしかできなかったけれど、次は別の方法・今よりケアができるよう頑張ろう」と経験を活かし、成長し続けてくださる方をお待ちしております。 転職を考えているのなら、「自分に合った環境」を選ぶのが一番だと思います。 ちなみに当院は、とてもアットホームな病院です。よく「船員保険病院だから船員さんとその家族しか看護しないの?」と質問を受けますがそんなことはありません。地域の中核病院として看護を行っております。 病院全体が“家族的”なのが大阪船員保険病院。ひとつ屋根の下、当院のあったかな環境の一員に加わってみませんか?
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