*インタビュー先法人の都合により、掲載を取り下げさせていただく場合がございます。 |
![]() JA愛知厚生連 豊田厚生病院 看護部長 私が高校生の頃、日本はオイルショックでとても不安定な状況でした。進路を選択する時期の私にはこれが大きく影響しました。自立して生きていくためには何か資格を持っていないといけないと、強く思いましたね。本当は保育士になりたかったのですが、ピアノが弾けないというコンプレックスがあり、たまたま叔母が助産師をしていたこともあり、看護の道に進みました。こんな不純な動機ですが、今は良い選択だったと思っています。
学生時代、ナイチンゲール理論を学びました。そして、当院に就職し、更に深くこの理論を学ぶことができました。「看護とは生命力の消耗を最少にするよう生活過程を整えること」という考え方です。これは当院の看護に対する考え方であり、私の看護観です。 “病気は生活の結果”という視点で、どのような生活をされてきた方かという情報を得るようにします。生活の中で病気に繋がる要因を見つけて、それを整えるようにかかわっていくことで健康回復に結びついていくことになります。病気を「衰え群」「毒され群」という病気の特徴から捉えるととてもスッキリします。(この病気の捉え方は奥が深いので簡単には説明できません。)また、自分の看護がこれでよかったかなと振り返るときにも、生命力の消耗という視点から考えるとスッキリします。 当院は60年の歴史があります。戦後間もないころ、農家の方々が病気になった時にかかりたくても病院が無く、資金を出し合って作った病院です。古くから豊田市にあるので、豊田市には市民病院が無く、当院が市民病院的役割を果たしています。 環境面でいうと、当院は2006年に新築移転し、愛知県から表彰されるような療養環境の良い病院になりました。最寄駅から直通の地下道があり、杉の間伐材が天井・壁に敷き詰められ、雨風に当たらず通院できるのが特徴。災害拠点病院としてヘリポートを有し、災害時には多くの方々を収容できる広いスペースを持っています。また、市民の方々からのご要望で、緩和ケア病棟を有しています。全ての病室はどのベッドサイドからも外の景色を眺めることができ、どの部屋にもトイレを設置して待つことなく利用できるよう配慮しました。3階には160メートルの遊歩道を設置した屋上庭園があります。
当院の病院理念に「やさしさと温かさを大切に」という言葉があります。この言葉のように優しさと温かさをもった方と働ければと思います。当院の看護部理念の基本となる考え方の中に、「相手の立場に立つ」という言葉があります。患者様の立場で自分の行動を考えられること、これがやさしさや温かさではないかと考えます。 健康回復への目標に向かって、相手の立場に立って誠実に患者様と向き合う方と一緒に働きたいと思います。その中で「素敵な笑顔」は欠かせない要素。笑顔の素敵な方は優しさ・温かさを必ずもっていると思いますので、端的に言えば笑顔の素敵な方ですね。 看護の仕事は、患者様から元気をいただける素晴らしい仕事です。元気の素の代表は患者様の笑顔です。食事がおいしいとか、歩けるようになったとか、患者様の回復の一歩一歩を身近で感じることができ、その時々の笑顔は私の活力源となっています。その患者様に自分が看護計画を立て、意図的にかかわった成果が現れた時には、更に自分も嬉しくなり、元気もいっぱいいただけて、次の仕事に結びついていくように思います。しかし、時には辛い事もあります。患者様の命を守る側面からは、責任ある行動をとらなければなりません。また、自分の成長のためには学習も継続していかなければなりません。精神的にも身体的にもきついことも出てきます。しかし、自分が頑張れば頑張った分だけ、その成果は必ず現れます。「苦あれば楽あり」です。例えばレポートを書くことは苦しいですが、それを書き上げた時の充実感はとても嬉しいことです。私は同じことをするのなら、楽しみたいと常に思っています。こんな考え方をすると楽しく仕事ができるように思いますよ。
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